こんにちは! いつもご視聴いただき、ありがとうございます! 金田一シリーズの事件ごとの感想動画。今回ピックアップするのは、コチラです!「怪奇サーカスの殺人」【1】作品のあらすじ事の発端は、所属するミステリー研究会のパソコンをコンピューターウイルスに感染させ、あろうことか会の予算を大幅に減らしてしまった罪深き金田一くん。(本当に何やってるんだか……)せめてもの罪滅ぼしにと、みんなに『格安ツアー』を提案する約束をしてしまったものの、当然アテなんてありません。一方、ファミレスで落ち合った従兄弟のフミちゃんは、英語劇のシナリオを準備中。 そこへやってきたのが、剣持のオッサンです! なんと、近所の事件を解決したお礼として、金田一くんに渡りに船な『格安ツアー』を紹介してくれたのでした。【2】事件の主なポイントホテルのすぐそばには、サーカスのテントが張られていました。 夏前に興行を行ってくれるそうで、吸血鬼や狼男、そしてピエロたちまで揃ったその一団の名は『ゴブリン・サーカス』。ところが、事件はすでに始まっていました。 サーカス団の控室が何者かに荒らされ、アルファベットのカードを使って『MONSTER IS BACK(モンスターは帰ってきた)』という不気味なメッセージが残されていたんです。 これを見た団員の中には、変に驚いた表情を見せたり、『1年前の出来事』を気にかけたりする者も……。そしてある夜。 ゴブリン・サーカスのピエロ3人組、クラブのエド、ハートのジョン、スペードのサムが密談をしていました。 彼らが気にしていたのは、『モンスター』と『大きな足跡』……そしてなぜか、剣持のオッサンの存在だったのです。(ポイント1)400キロのドラム缶第1の事件は、ある人物が夜、たった一人で行動している最中に起こりました。そして翌朝、なぜか島の無人電話交換施設が燃やされているのが発見されます。 『火』というキーワードに反応した一同が、窓の向こうに上がる煙を気にして現場へ向かうと……そこには第1の被害者の姿が。 しかもその体の上には、400キロもの重さがありそうな、満タンのドラム缶が乗せられていたのです。この時、団長のアネット根来(アネット ねごろ)が口にした『石川』という名前。一体何者なのでしょうか……?その後の現場検証で、金田一くんは『燃料置き場近くのホース』に注目しました。 蛇口にホースを取り付け、捻ってみると……すぐにホースから水が大量噴射! どうやらこれで、金田一くんは事件の大きなヒントを掴んだようです。ただ、この事件には2つの大きな謎があります。 『なぜ被害者の上にドラム缶が乗っていたのか?』 『なぜ現場から煙が上がったのか?』実はこの2点、分けて考えたほうが真相に近づけるみたいですよ。(ポイント2)モンスターと燃える部屋の錯覚第2の事件を解くカギは、『ドアの下の隙間から部屋を覗く』という行動にありました。 立ったままの目線でもなく、上からでもなく、なぜ下からなのか? ここに大きな意味があるんです。金田一くんがその控室を覗き込むと……なんと、そこには第2の被害者と、巨大な『モンスター』の姿が! すぐに剣持のオッサンや、狼男役の犬神、蛇男役の海老沢ら総出で部屋へ押し入りますが、部屋の中は焼け焦げ、なぜか『モンスター』の姿だけが消えていました。平均的な成人の1.5倍はある巨体が、金田一くんでもギリギリ通れないような通気口から逃げられるはずがありません。現場に残された手がかりは、燃え残った紙切れ。 『MONS』という文字と、その直後の『T』にも見える文字……そのまま読めば『MONSTER』ですが、その隣の行には謎の横線も。金田一くんが導き出した答え、それは『錯覚』でした。 あの状況下で犯人が仕掛けた視覚トリックとは? 仮説を実証するために金田一くんが作った模型、そして天井で見つけた『ネジ釘の穴』。どうやら彼の睨んだ通りの仕掛けがあったようです!(ポイント3)作家・金田一二三の活躍の原点!?犯人を特定する上で、意外な決め手となったのが……なんと、フミちゃんの『英語劇』なんです!彼女は劇の脚本を考えていたのですが、その過程で小椋顕人(おぐら けんと)からアドバイスを受けながら、台本を固めていきました。 正直、このシーンを見ても『いやいや、これが事件の何に関係あるの?』と思ってしまいますよね。ですが、侮ってはいけません。 このシーンに隠された本当の意味、そして小椋顕人のアドバイスが持つ効果……これらは後になって、事件を解く重要なカギとして判明することになるんです。【3】事件のキーパーソン今回の『怪奇サーカスの殺人』、キーパーソンはずばりピエロの3人組! クラブのエド、ハートのジョン、そしてスペードのサムです!彼ら、ただの道化師じゃありません。 ゴブリンサーカスの同僚たちからは『ここに来る前に何かやっているんじゃないか』と怪しまれていますし、金田一くんたちも、彼らが化粧を落とした素顔を一度も見たことがないんです。そして何より気になるのが、『モンスター』に対する異常な怯え方……。 あれほどの過剰反応を見ると、事件の動機となった『過去の出来事』に、彼らが深く関わっている可能性が見えてきませんか……?【4】まとめ(感想/残った謎/今後に繋がりそうな話)『怪奇サーカスの殺人』でも、冒頭で恒例の謎解き問題が登場します。 こういうクイズ系の問題、ストーリーに関係ないことも多いんですが……今回の『飛石の問題』に関しては、私の解釈では『大いに関係ある』と思いました! つまり、このパズルを解く時の頭の使い方こそが、のちのとあるトリックの『視点』や『見方』に繋がっているんじゃないでしょうか?さて、金田一くんたちがやってきたのは茜島(あかねじま)。 ここはなんと、剣持のオッサンと奥さんの馴れ初めの地だそうです。 『レッドサンリゾート』のオーナー・八木沼順三(やぎぬま じゅんぞう)によれば、ホテルでバイトをしていた和枝さんが絡まれそうになった時、助けに入ったのが剣持のオッサンだったとか。 ……ただ、回想シーンの若き日のオッサン、なんとなくいつきさんに似ている気がするのは私だけでしょうか?(笑)登場人物でいうと、ゴブリン・サーカスの団長・アネット根来(ねごろ)。 この名前の雰囲気、『魔術列車』のノーブル由良間やマーメイド夕海を思い出しませんか? 特に接点がある描写はなかったですが、もし興行のリーダー同士として、ジェントル山上とアネット根来に実は繋がりがあった……なんて事実が判明したら面白そうですよね。最後に、今回の金田一くんですが、なんだかいつも以上に『欲』がすごかったです(笑)。 まあ、その邪念のおかげで判明した情報もあるんですけどね。ではここで、第1の事件の現場検証での金田一くんのセリフを、少しだけ引用してみたいと思います。「美雪!今日はピンクか?」(金田一少年の事件簿「怪奇サーカスの●●」より)この直後、金田一くんは美雪ちゃんに踏み潰されてしまうんですが……?このシーン!ただ単体で見れば『それまで』の話です。でも、もしこの描写がのちに、別の事件に効いてくるとしたらどうでしょう……?そう、あの『R(リターンズ)』の蟻地獄壕殺人事件です!あの事件では、参加者がそれぞれの『トラウマ』に関わる色の服を着ていましたよね。 そこで美雪ちゃんが着ていた色は『ピンク』! ……まさか、この時に金田一くんを踏み潰した(あるいは踏み潰したかった?)記憶が、彼女の深層心理に関係しているなんてことは……ないですよね?(笑) 蟻地獄壕のこの服の色は、美雪ちゃんが金田一くんに「今日はピンクか?」(金田一少年の事件簿「怪奇サーカスの●●」より)と言われたのを心の奥底でトラウマに感じていたからだったのでは…?物語の後半では、剣持のオッサンの捜査一課への在籍歴についても触れられていましたね。 セリフを見る限り、少なくとも7年前、つまり金田一くんが10歳の頃には既に一課にいたようです。ここで気になるのが時系列。明智警視が東大生だった頃、当時警部補だった剣持のオッサンと対面していますよね。 明智警視が現在28歳だと仮定すると、あれはだいたい9年ほど前の出来事……。 つまり、その頃から在籍していると考えれば、『八咫烏村殺人事件』のきっかけになった弁護士・男鹿田の件(6年前)とも辻褄が合いますし、話の筋がしっかり通っています。さて、今回の事件の背景には、様々な出来事が複雑に重なり合っていました。 6年前の強盗事件、犯人たちの直接の動機となった1年前の悲劇、そして、犯人とは違う『ある人物』が抱えていた後悔……。関係者が語る『石川』という人物は、本当に不幸な死を遂げてしまったのか。 犯人たちや、6年前の強盗団が犯した罪は消えませんが、登場人物たちが抱えていた『悔やむ思い』に関しては、少しだけ報われる結末だったのかもしれません。