今回のテーマはコチラです。「魔犬の森の殺人」と「聖恋島殺人事件」での演出【金田一少年の事件簿】比較考察金田一ファンの皆さん!今回の動画は「ストーリー考察」です。ドラマの感想やイブニング最新話の感想ではなく「過去のストーリーの描写から、こんなことを考えてみました!」というお話です。今回は「魔犬の森と、演出の部分で共通点の多い事件」というものです。なのでストーリーの描かれ方は、あまり似ていない、読む人によっては「全然違うのでは?」と思う場合もあるかも知れません。さっそく結論から行きます!今回お話しする、魔犬の森の事件と似た要素の多い事件とは…、「聖恋島」なお今回は、それぞれの事件の演出をじっくり比較する回ですので、思いっきりネタバレ要素が登場します。「事件のトリックや犯人を知りたくない!」という方は、この先のご視聴にはご注意ください。今回の動画では「魔犬の森の演出と、聖恋島の演出の4つの共通点」としまして、順にお伝えしていきます。最後まで聞いていただければ、お分かりいただけるのではないかと思います。それでは、魔犬の森と聖恋島、それぞれの事件の演出・描写の部分から共通点を探っていきましょう!【1】怪人名が現実世界に存在あらかじめ断っておきますが、実在する怪物とは言っていませんよ?魔犬の森に登場した怪人は「ケルベロス」でした。 こちらは、ギリシャ神話に登場する、番犬のような怪物です。一方で、聖恋島に登場した怪人は「セイレーン」でしたね。こちらもギリシャ神話に存在します。どちらも「金田一シリーズの世界に限ったものではなく、私たちの住む現実世界でも知られた怪物が、怪人名になっている」と言えるでしょう。【2】食い荒らされた食糧魔犬の森と聖恋島。この2つの事件は、それぞれの怪人が「食料を食い荒らした」という描写も存在します。魔犬の森では、事件が起こる前、金田一くんたちが大学生の拠点にしていた廃墟に紛れ込んで間もない頃のこと。大学生の五十嵐が金田一くんに対して「地下の食糧庫に大量の食糧を運び込んである」 というやりとりをしていた描写がありました。一方の聖恋島。こちらも、セイレーンが食糧を荒らしたのではと思わせる描写がありましたね?一部の有志が「海釣りで食糧ゲットだ!」と息巻くのですが、そこから、第2の事件に繋がっていきました。これまでの金田一シリーズの事件は数々ありました。食材そのものがダイイングメッセージになったり、食事の献立がトリックのヒントになった事件もありました。食事に関することが犯人につながる手がかりになった事件はたくさんありますが、「食糧が食い荒らされた」という描写があった事件は、魔犬の森と聖恋島以外に、どれだけあったでしょうか…?【3】動機が「医療」こちらが、今回ピックアップする4つの共通点の中では、もっともシンプルではないでしょうか?魔犬の森では、犯人の恋人が、医大生たちによって不幸な死を遂げました。聖恋島では、犯人の娘が、3人の医者によって、真相をもみ消されたまま亡くなってしまいました。しかも、どちらも「実験動物」のように扱われてしまったという趣旨のセリフが犯人から出ていたことも印象的でした。【4】犯人の判明後に幼少期の描写こちらは細かい点をつくようですが、真相編の、犯人が罪を認めた後の描写にも共通点を見つけられそうです。魔犬の森の真相編後では、金田一くんが犯人について思いを馳せていた描写がありました。思い出していたのが、子供の頃に一緒になって遊んでいたときの様子だったという点が、なおさら悲しさを増していました。一方の聖恋島では、犯人が罪を認めてから、事件の登場人物のひとりである霧声昼子が、犯人について 「昔、顔を合わせたことがある、あの子だ!」 といった風に、思い出す描写がありました。ちなみに、聖恋島のこの描写。あえてハッキリ言って仕舞えば、聖恋島の終盤の展開の中に、どうしても入れなければならない描写だったでしょうか…?仮にトリックの実行に聖恋島の潮の流れの知識が重要だったというなら、「犯人はトリック実行のため、事前に聖恋島の地理を調べ上げていた」「犯人は正体を隠して下見に来ていた」という設定だけでも、良かったのではないでしょうか?それでも、あえて犯人と霧声がかつて顔見知りだったという結末が描かれた聖恋島。もしかしたら「いくつかの要素で、魔犬の森と似た描写を設ける」 という意図があったとしたら、どうでしょうか…?