「金田一を語る人」の今回のテーマは、 「【金田一37歳の事件簿】コミックスで修正された箇所を探してみよう〜第15・16巻〜」 です。金田一ファンの皆さん!「金田一37歳の事件簿」のコミックス第16巻、ゲットした方は、どれくらいでしょうか?今回の動画は「金田一37歳の事件簿」の、マガポケやコミックDAYS等で連載されていたときの内容から、コミックス発売時点で変更・修正されていた箇所を探して、その変化を見るものです。「ここが修正されているね!」「この場合、修正されたことで、より分かりやすい描写になっているね!」とか、「ここが修正されているのは、こういう意図があったのかな?」というものを考えていきましょう。今回の対象は、「首なしスキーヤー事件」がおもに収録されているコミックス第16巻と、その前の「人狼ゲーム●人事件」が収録されていた第15巻です。 先に、記憶に新しい第16巻から行かせていただきます! 皆さんも、 「このページのコレが、連載時からコミックスで修正されていたよ!」 とお気づきになったものがありましたら、コメント欄にて教えてください。【1】コミックス第16巻File112「緋尻アルプス」まず「首なしスキーヤー事件」の序盤、File112「緋尻アルプス」においてです。ここでの修正箇所は、帝国女子体育大学のスキー部OGにして「世話役」という月野田萌に対して、緋尻島の役場の小村課長からの質問の一部が、少し変わっていました。 マガポケ等での連載時は、「月野田さん 選手の皆さんと コーチのお2人は?」(File112「緋尻アルプス」より)一方でコミックスでは、「月野田さん 選手の皆さんと コーチや監督は?」(File112「緋尻アルプス」より)今回の緋尻アルプスの事件の登場人物のうち、確かにコーチは2人ではなく、赤桐1人だけ。 鶴井は監督ですもんね。 そこでの整合性をとる意味で、このような修正があったのではないかと考えられそうです。File115「部のタブー」続いてはFile115「部のタブー」です。 マガポケ等での連載時は、その冒頭の「事件のあらすじ」的なページで、 「島興し」 という表記がありました。 これがコミックスでは、 「島おこし」 つまり「おこし」の部分が、ひらがなに修正されていました。同じくFile115「部のタブー」にて。 ここでは第1の事件として、青崎夕菜が発見されるわけですが、青崎の「上下」を新ロッジに運ぼうとした際に、コーチの赤桐透が自分もいくと申し出たシーンがありましたね? そこで赤桐コーチは、マガポケ等では、「俺も行きますよ!」(File115「部のタブー」より)コミックスでは、「僕も行きますよ!」(File115「部のタブー」より)キャラクターの1人称に関しては、過去にも細かく修正されたことがありましたね。さらにFile115「部のタブー」ではもう1つ。 ここは、割と大きめな修正・変更ではないかと思います。 青崎の「上下」を新ロッジに運び込んだ金田一くんや赤桐、孤村の3名が、新ロッジのスキーが全部なくなっていたり設備が故障していたりした状況を見て、 「急いで旧ロッジに戻ろう」 という流れになっていた場面。ここでは強い吹雪で、それにより、孤村と思われる人物が、マガポケではこのようなセリフを発していました。「4月だってのに この吹雪か……!」(File115「部のタブー」より)でも!コミックス発売時にはこのセリフ、このように変えられていたのです。「結構 吹雪いているな…!」(File115「部のタブー」より)File112で孤村課長が東京の音羽ブラックPR社を訪れて企画書を持ってきた時、金田一くんは「もう4月」という趣旨のセリフを発していました。 金田一くんやまりんちゃんが、あの企画書を読んでからすぐに緋尻島に飛んだと考えれば、4月中にあの合宿が行われた可能性もあるはずです。 それにもかかわらず、セリフがこのように変更された理由を探るとしたら、 「4月なのに吹雪、という事実にフォーカスするよりも、この場面での吹雪の強さのみを表現した」 と言ったところでしょうか。視聴者の皆さんは、このシーンをどんなふうに感じましたか?File116「蠢く呪い」首なしスキーヤー事件では第16巻のラストとなるのが、File116「蠢く呪い」の序盤。 赤桐コーチがわざわざ紅茶を淹れて持ってきたシーン。そこで、世話役の月野田は驚いていましたよね?「あ、コーチがそこまでしなくて良いのに」 とでも言いたかったかは分かりませんが、その後の月野田は、マガポケではこのように言っていました。「あとは あたしが やりますから」(File116「蠢く呪い」より)それに対してのコミックス版、こちらです!「あとは 私が やりますから」(File116「蠢く呪い」より)これに関しては、先ほどの赤桐コーチの「俺」から「僕」への修正と同様に、1人称の修正ということですね。File111「4年前の悪夢」続いて、コミックス第16巻の冒頭に収録されていた「人狼ゲーム」の事件のラスト、File111「4年前の悪夢」をみていきましょう。ここでは1箇所ですね。しかも最初のページ。この事件の怪人名は「リアル人狼」でしたが、変更箇所はそのルビです。 連載時は「リアル人狼」の「人狼」部分にルビなし。 一方でコミックスでは「人狼」にルビあり、というものでした。【2】コミックス第15巻続いて「人狼ゲーム●人事件」のみが収録されている、コミックス第15巻の修正・変更の箇所を見ていきます。File104「GM(ゲームマスター)の検証」まずはFile104「GM(ゲームマスター)の検証」です。 ここでは金田一くんが、少し前からのストレスやいらいらを、ついに爆発させた描写がありましたね。 で、好き勝手発言する人狼ゲームの参加者たちを制して金田一主任が、アリバイ検証を始めました。 話の流れがウィーチューバーの峰雪に行った時、峰雪が発したセリフがこちらです。「なんなら そん時の動画も 撮ってるよ? 見る?」(File104「GM(ゲームマスター)の検証」より)年上たちに対して臆せずタメグチをきいてくる峰雪。 そんな彼のセリフは、コミックスではこのように変わっていました。「なんなら そん時の動画も 撮ってるよ? 観る?」(File104「GM(ゲームマスター)の検証」より)つまり! 「みる」の漢字表記が違っているということですね。 辞書的な意味合いとしては、映像や動画を「みる」というのは「観る」という表記が良いのですね。 少し勉強になりました。File104「GM(ゲームマスター)の検証」においては、その直後の氷高もそうでした。 アリバイ検証のシーンで、「俺は… ずっと部屋に いたし」(File104「GM(ゲームマスター)の検証」より)と、マガポケ等で発していた氷高のこのセリフでしたが、コミックスではこちらでした。「僕は… ずっと部屋に いたし」(File104「GM(ゲームマスター)の検証」より)氷高も、首なしスキーヤー事件の赤桐のように1人称は「僕」ということなんですね。さらにFile104「GM(ゲームマスター)の検証」からもう1つ!人狼ゲームの舞台・シュヴァルツ村の建物の内部を細かく探そうとする金田一くんたち。 その流れで、経営者の鬼屋敷が言っていた台詞にも修正が入っていましたね。「はなれとかも 捜したほうが いいかも」(File104「GM(ゲームマスター)の検証」より)コミックスでは、こちら!「“はなれ”とかも 捜したほうが いいかも」(File104「GM(ゲームマスター)の検証」より)これに関しては、ひらがなばかりのセリフを読みやすくするといったところでしょうか。ちなみに。 第15巻に関しては、 「コミックスで修正あるかもね?と思われながら、修正されなかった箇所」 というものもあります。それが、File105「人狼の眠り」の1コマ。 金田一くんの「ジッチャンの名にかけて」のシーンの直前に、違和感があるんです。 金田一37歳の事件簿において、もはや「定番」と言っても良いでしょうか、やれやれモードからの「ジッチャンの名にかけて」なんです。そこでの金田一くんは、ネクタイを絞めながらスーツ姿で、このセリフを言っているんですね。「その前のシーンまで、ネクタイを取っていたのに!」金田一くんはその少し前、第2の事件のアンチエイジング医師・咲間みおりの現場を急いで見に行ったこともあってか、その辺からネクタイをしていないんですよね。 でも、この「ジッチャンの名にかけて」のシーンの直前のコマ1回に限って、ネクタイを絞めていた。 これは今後の版で、修正されることもあるのでしょうか?File106「最後の標的」続いては、File106「最後の標的」のシーンです。 金田一くんが、一命を取り留めた不動産会社経営の竜門に関して、人狼ゲームの参加者に説明をするシーン。 マガポケ等では、「注射器の痕(あと)を」(File106「最後の標的」より)コミックスでは、「注射の痕(あと)を」(File106「最後の標的」より)よくよく考えてみると「まぁそうかな」というところですね。 「注射器の痕」だと、あの器具の形そっくりに痕がついた状態になってしまいますから。 同じ理由で次のページの鬼屋敷のセリフも修正されていました。File107「犯人の”先”」最後はFile107「犯人の”先”」のワンシーンです。 ここでは、ミステリーウェブ作家という池上凛のセリフ。 ビデオでの食事のシーンの映像で、マガポケ等での掲載時の池上は、「私も…!」(File107「犯人の”先”」より)コミックスでは、「あたしも…!」(File107「犯人の”先”」より)池上はコミックスでは1人称は「あたし」なんですね! 首なしスキーヤー事件の月野田は先ほどの通り、マガポケでの「あたし」から「私」に変更されていました。 赤桐や氷高の「俺」から「僕」への修正。 それに対して、月野田は「私」で、池上は「あたし」 それぞれのキャラクターで、1人称まできっちり設定されているのかなと考えると、かなりの細かさを感じるところではあります。