金田一シリーズの事件ごとの感想動画。今回ピックアップする事件は…、「首なしスキーヤー●人事件」コレでいきましょう!【1】事件のあらすじ「出掛けのゴタゴタ」を理由に慌てて出勤してきた金田一くんを、東京の音羽ブラックPR社で待っていたクライアントは、北海道・緋尻島の役場で開発企画課長をつとめる孤村という人物。 緋尻島をバックカントリースキーの世界的な拠点にするための計画の視察として、春スキーの時期に現地を訪れた金田一くん。 そこで行動を共にすることになった帝国女子大学スキー部のバックカントリーチームの大学生たちの間には、過去に何かがあったようす。危険と隣り合わせのバックカントリースキーの世界で起こった出来事と、この緋尻島での言い伝え「首なしスキーヤー」に、どんな関係があるというのか…?【2】登場人物の紹介次に「首なしスキーヤー●人事件」の事件の登場人物のご紹介です。こちらの通りです。鶴井剣人(つるい・けんと:42歳)/帝国女子体育大学スキー部監督赤桐透(あかぎり・とおる:28歳)/帝国女子体育大学スキー部コーチ涼木彩芽(すずき・あやめ:21歳)/帝国女子体育大学スキー部嵐沢かりん(あらしざわ・かりん:21歳)/帝国女子体育大学スキー部青崎夕菜(あおさき・ゆな:20歳)/帝国女子体育大学スキー部絵星春香(えぼし・はるか:19歳)氷森冬美(ひもり・ふゆみ:18歳)/帝国女子体育大学スキー部月野田萌(つきのだ・もえ:28歳)/帝国女子体育大学スキー部OG狐村雄一郎(こむら・ゆういちろう:42歳)/緋尻島観光課長なお「首なしスキーヤー●人事件」に関して、こちらの動画とは別で、メンバーシップ限定で2種類の動画を出しています。タイトルはこちら💡 [1]37歳で最後の登場シーン!隣人・森下桃香の省略されていたシーンとは?%3Ciframe%20width%3D%221280%22%20height%3D%22720%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FkcQHzNZAwpQ%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E[2]新旧ロッジの移動トリックは「あの2つの事件」に似ている!?%3Ciframe%20width%3D%221280%22%20height%3D%22720%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FnBfSl5AGpcA%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E 【3】事件の主なポイント続いては「首なしスキーヤー●人事件」の事件における、主なポイントをご紹介していきます。(ポイント1)発生は新ロッジ、発見は旧ロッジ第1の事件は、暖房装置に不備が見つかった新ロッジで起こっていたようです。「ある人物」が“呪い”という言葉に敏感になり始めた頃には、すでに犯人の計画が着実に進み始めていました。ところが、しばらく後になって発見された第1の被害者は、事件が起こったと考えられていた新ロッジではなく、旧ロッジで見つかりました。ここで注目すべきは、ほぼ同時期に起こった「暖房装置の故障」です。いずれ暖房だけでなく発電も止まると判断し、メンバー全員が旧ロッジへ移動することになりました。この事件の中で何度か描かれる「新旧ロッジ間の移動」は、首なしスキーヤー●人事件におけるトリックの根幹に関わる要素だったと言えるのではないでしょうか。もし第1の事件の描写から犯人の正体に近づくヒントを掴むとしたら、移動の前後に見られる細かな描写に注目してみると良いかもしれません。誰がどんな情報を与えたのかという点だけでなく、誰がどんな行動をとっていたのかにも注意すると、新たな発見があるはずです。また、第1の事件では、被害者の「上」と「下」のうち「下」がカチコチに固まっていたことも重要な要素の一つです。この状態が何を意味するのかを考えると、犯人が事前に何らかの準備をしていた可能性が見えてきます。さらに、事件後に旧ロッジへ移動した一同は、男性陣が交代で「寝ずの番」をすることになりました。この流れも、真相を知ったうえで読み返してみると、犯人による巧みな誘導だったと考えられます。なぜ第1の事件の被害者が“あの人”だったのか。その理由を探ることで、犯人にとって意味のある行動だったことが浮かび上がってくるのではないでしょうか。(ポイント2)犯人の地道な作業と細部のミス第2の事件は、旧ロッジで多くの人が眠れない夜を過ごしていた間に起こっていました。ここでは第2の被害者の「上」と「下」について、第1の事件よりも詳細に描かれています。その描写から判断すると、第2の事件の発生場所は旧ロッジで間違いないと言えるでしょう。ところが、第2の被害者が発見されたのは新ロッジでした。この「第1の事件とは真逆の展開」は、いったいどのように仕組まれたものだったのでしょうか。ヒントになるのは、この事件が外部との連絡が絶たれた孤立状態で発生しているという点です。つまり、「数日後に警察が調べに来るまでは詳細が明るみに出ることはない」という状況でした。裏を返せば、「数日以内に帳尻を合わせられるなら、多少の矛盾は後で調整すればよい」とも言えます。また、犯人の正体を突き止めるためのヒントは、第2の事件の前後にも隠されていました。このあたりで犯人は「大きな矛盾」を残しており、それが決定的な手がかりとなります。たとえば、窓に書かれた「シンロッジニアル」という文字は血ではなく赤い塗料で描かれていました。一見完璧に見えるこのアリバイトリックも、実は犯人による地道で綿密な作業の上に成り立っていたのです。第2の事件から真相を導き出すための鍵となるのは、旧ロッジの見取り図です。これをもとに、「経験していないはずなのに、経験したような言い方」や「知らないはずなのに、知っているかのような言い方」をしていた人物を洗い出すことで、特に怪しい言動をしていた人物を一人絞り込むことができるかもしれません。見取り図を確認しながら、「誰の部屋がどこにあったのか」という点にも注目してみると良いでしょう。なお、事件関係者は一人ずつ個室を割り振られていましたが、鍵はトリックに大きく関わっていないと考えられます。鍵自体は簡単に複製できる仕様だったため、「第2の被害者も比較的容易にドアを突破され、犯人に襲われたのではないか」と想像できるほどです。したがって、鍵そのものは事件の核心を握るアイテムとは言えないでしょう。(ポイント3)足りなかったピースと手品のトリック第1の事件と第2の事件の両方に関わる出来事として、犯人は「助けのヘリが到着するまでの時間に余裕を持たせたかった」と考えられます。金田一くんの推理を前提にすれば、犯人がすべての事件を計画的に起こしていたとすれば、本来ならできるだけ早く現場を離れようとするはずです。ところが、犯人はあえて現場である緋尻島に留まり続けていました。では、なぜ犯人は危険を冒してまで島に残っていたのでしょうか。その理由は、犯人にとって次のターゲットがもう存在しなかったとしても、どうしても現場に残らなければならない“ある目的”があったからだと考えられます。そのヒントとなるのが、「カップ&ボール」という手品のトリックです。事件の裏側には、このトリックに通じる“入れ替え”や“すり替え”の発想が隠されているのかもしれません。詳細については、真相編を読んで確かめてみてください。【4】事件のキーパーソン次に、「首なしスキーヤー●人事件」のキーパーソンをご紹介します。当チャンネルでこの事件のキーパーソンとして選んだのは、帝国女子体育大学のOGである月野田萌です!彼女は合宿中、部員たちの身の回りの世話をしていました。年齢は28歳で、4年生の涼木や嵐沢とは計算上7歳差、少なく見積もっても6学年の違いがあります。そのため、月野田が修士課程や博士課程に進んでいたとしても、スキー部で活動していたのは在学中だけという形であり、4年生と同じ時期にスキー部で被っていた可能性は低いと考えられます。この点を指摘する理由は、事件の背景に大きく関わっていたと目される神永美波や、社会人スキーチームのリーダーとの関与の可能性が月野田にもあり得ると考えられていたからです。実際、マガポケやコミックDAYSでの連載時点では、月野田の怪しさを指摘する声も多く、神永美波との関係については「親友」「姉妹」といった関係性も成立しそうだとされていました。また、社会人チームのリーダーの遭難事故の描写に関しても、「スキー装備をしている状態の人物が月野田ではないか」と、回想シーンから指摘されることもありました。【5】視聴者さんのコメント続いては、「首なしスキーヤー●人事件」の事件に関して言及した動画の中での、視聴者の皆さんの感想などのコメントをご紹介していきます。犯人は割とすぐに分かりました。 ボロを出していた「あの発言」が致命的だったかなと思います。 あとは単独なのか、アリバイ確保のために誰かと共犯なのか…。▶︎一時は「共犯説」もありましたし、当チャンネルでも一時的に賛成の立場でした。 でも途中から「ボロを出したあの人の単独犯では?」と思うようになりました。首なしスキーヤー●人事件に関して、事件後の描写を読んで『まさか』と思ったら、やっぱり…でした。 あのキャラが関わっているとなると、本当に身震いすら感じました…。▶︎かなり拡大した考察が色々とできそうですね。【6】小ネタのコーナー最後は「小ネタのコーナー」です。 こちらでは「首なしスキーヤー●人事件」の事件の、登場人物ごとのプチ情報や、私が気になった細かいシーンをご紹介します。今回の事件での小ネタのコーナーは「首なしスキーヤー●人事件」以外の事件、および「金田一37歳の事件簿」の全体的なネタバレを含んでいます。 ご覧になる方々はネタバレにご注意ください。「首なしスキーヤー●人事件」の冒頭では、金田一くんが自宅マンションで動画を見ながら、超ラフな格好でくつろいでいる一方、美雪ちゃんが洗濯物を干したり家事をしている様子が描かれています。この描写は、「金田一37歳の事件簿」として結末を知った状態と知らない状態とで、解釈に微妙な違いが出てくるかもしれません。人狼ゲームの冒頭の描写からしても、美雪ちゃんがこのマンションに訪れることは、金田一くんにとって驚くべきことであり、頻度の高い出来事ではなかったと思われます。そのことから、彼女が日本に帰国しているときの普段の生活は、このマンションではなく実家近くの自宅であると考えられます。それでも金田一くんのためにマンションの家事をこなす美雪ちゃんに、金田一くんはリスペクトの思いをもって接していたことでしょう。また、2年生の絵星春香は、金田一くんたちが東京からやってきたと聞いただけで「東京!すごい!」と騒いでいました。その際に述べた「北海道から出たことがない」という趣旨の発言は、旅行で外に出たことがあったとしても、「北海道以外の街に住んだことがない」と解釈するのが妥当でしょう。実際に、孤村課長は北海道の役場の職員であり、鶴井監督が大学時代の同級生であることから、この帝国女子体育大学自体が北海道を拠点にしている可能性もあります。現実世界でも首都圏に本部を置きながら他県にキャンパスを構える大学があることを考えると、帝国女子体育大学のスキー部は北海道や東北・長野で活動し、サーフィンなど海岸でのスポーツは沖縄や鹿児島・湘南で行い、その他の活動は東京都内やスポンサー施設で行う、といったイメージを膨らませることも可能です。絵星春香は首なしスキーヤー●人事件の真相まで知った上で彼女のセリフを振り返ると、この「不思議ちゃんキャラ」にも意味があったのではないかと考えさせられます。登場シーンは多くはなかったものの、しっかり存在感を残していたキャラクターの一人と言えるでしょう。スキー部監督の鶴井剣人は、初日の挨拶で金田一くんに「金田一係長」と呼びかけています。金田一くんは即座に「主任でして」と訂正しますが、これは「金田一少年の事件簿」の初期読者にとっても、剣持のオッサンと真壁のやりとりを思い出させる場面です。学園七不思議●人事件では、真壁が学校に捜査に来た剣持のオッサンに「警視さん」と呼ぶと、剣持は「私はまだ警部だ」と否定していました。金田一くんと鶴井のやり取りも、あのやりとりを彷彿とさせます。首なしスキーヤー●人事件では、葉山まりんちゃんの多彩なスキルも目立ちました。「歌島リゾート」ではフランス語専攻、「函館異人館ホテル」ではシナリオ修正、「首なしスキーヤー」ではバックカントリーチームのスキー部員という設定からも、かなり多忙な大学生活を送っていたことが想像されます。この能力の高さを見ると、彼女が高遠遙一と関係ないことを確認したくなる気持ちも理解できます。緋尻島のバックカントリースキーで遭難した人物は二人います。一人は社会人女子チームのリーダー、もう一人は帝国女子体育大学の元部員である神永美波です。その回想シーンでは、嵐沢かりんが絶妙にミスリードする存在として描かれていました。マガポケやコミックDAYSの連載後に読み返すと、孤村課長が社会人女子チームのリーダーの話をしているところに、嵐沢かりんが神永美波の話題を持ち込んでいます。このことから、社会人女子チームのリーダーと神永美波は別人物と判断できます。しかし、首なしスキーヤー●人事件の動機がどちらに関わるのかをあいまいにさせる役割として、嵐沢かりんは有効に立ち回っていたと言えるでしょう。さらに、首なしスキーヤー●人事件には高遠遙一も少し関与しています。ただし、その関与の仕方は他の事件と比べて異質でした。「金田一少年の事件簿」では高遠が直接手を差し伸べる描写がありましたが、「金田一37歳の事件簿」では獄中のため直接のサポートはできません。そのため、事件への手引きは別の形で行われたと考えられ、概要を知ることができたのは大きな出来事だったと言えます。この事件やオリンポス12神の事件を考察する上では、枠にとらわれず柔軟に捉えることが真相にたどり着く鍵であると感じます。本来であれば、「枠を含めると考察が成立しない」と考えたくなるところですが、逆に枠を広げることでさまざまな考察が可能になるのです。最後に、首なしスキーヤー●人事件のトリックや真相には関係ありませんが、注意点として言えるのは、ゲレンデでスキー板を履いたままはしゃぐのは危険だということです。転倒のリスクがあるだけでなく、周囲の人々にも危険を及ぼす可能性があるため、くれぐれも気をつけるべきでしょう。