%3Ciframe%20width%3D%221280%22%20height%3D%22720%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F_3Qrk-hkayQ%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E金田一シリーズの事件ごとの感想動画。今回ピックアップするのは、コチラです!「綾瀬連続●人事件」【1】作品のあらすじ金田一くんのいとこである金田一フミちゃんが、金田一二三(かねだ・ひふみ)という名義で書いたミステリー作品「緋之川伝説(ひのかわでんせつ)」が、オソカワミステリ大賞で佳作に入選しました。実はその作品、金田一くんが過去に解いた事件を少しアレンジしたもので、当時を知る「ある人物」なら気づいてしまうほどの内容です。そして今回、金田一くんたちが関わることになるのは――そのオソカワミステリ大賞の「大賞受賞作」だったのです。【2】登場人物のご紹介【3】事件の主なポイント綾瀬の事件は、他の多くの事件とは少し趣きが異なっています。一般的な「10名程度のキャラクターが登場し、その中から事件が起こって…」という形ではありません。むしろ、最初から容疑者リストに入っていない人物たちが次々と事件に巻き込まれていき、「では犯人は、この中の誰なのか?」と読者に問う構成になっているのです。さらに、この事件は複数の県境を跨いで展開される、スケールの大きな広域事件でもあります。なお、作中で登場する地名、そしてここで話題にする地名はいずれも実在のものとは一切関係がありませんので、その点ご注意ください。(ポイント1)時系列の整理で見えるヒント第1の事件は、オソカワミステリ大賞の授賞式が今まさに始まろうとしているその瞬間に起ころうとしていました。授賞式の直前、大賞受賞者である瀬戸倉涼(せとくら・りょう)の姿が見当たらないことに気づき始めたメンバーがいた矢先、会場のスクリーンに突然映し出されたのは、あるアパートの外観でした。運営側にも心当たりがないその映像には、「事件」としか思えない衝撃的な内容が映し出されていました。そして、この映像が大賞受賞作「綾瀬」の事件をそっくりになぞらえた見立てであることに、真っ先に気づいたのは金田一くんでした。彼はストーリーに沿うように、第1の事件の舞台である埼玉県蓮田市(はすだし)へと急ぐことになります。やがて明らかになる第1の事件の被害者の名は「朝霧風馬(あさぎり・ふうま)」でした。まさに金田一くんが予想していた通り、オソカワミステリ大賞の受賞作になぞらえて「あ」から始まる名前の人物だったのです。綾瀬の事件の謎解きに関しては、「いつ・誰と誰が・どこにいたか?」という点を図表に整理してみると真相に近づきやすいです。たとえば、「何日の何時何分ごろ、この人とこの人はここにいた」といった描写を洗い出し、さらに金田一くんとフミちゃんが「ライソ」でメッセージを送り合った場面を「ここは同時進行」と結びつけてみるのです。そうして整理していくと、「この人なら、この日のこの時間に現場まで行けたかもしれない…」というように、犯人のトリックを解き明かすヒントが見えてくるかもしれません。(ポイント2)屋外の変化と描写の死角第2の事件が起こったのは、足立区の綾瀬でした。ここでもやはり、何者かが事件に巻き込まれる動画と、その動画どおりに発生してしまった事件が描かれます。そして動画に映し出されたのは「や」の文字でした。新たな被害者は、便利屋という肩書きで仕事をしていた「八雲礼児(やくも・れいじ)」です。今度は「や」で始まる名前の人物が被害者となりました。ここで注目すべきは「第2の事件のポイント」というよりも、「時系列的に第2の事件のあたりで気にかけておきたいポイント」と言えるでしょう。それは、屋外の様子の変化です。もう少し具体的に言うならば、天候がどのように変化していったのか。そして街並みに何か変化はなかったのかという点です。さらに、「各コマで描かれているけれど見えていない部分」についても、細かく疑ってみると新しい発見があるかもしれません。例えば、「このコマではこういう角度からは見えなくなっているけれど、この死角の部分が事件に関係しているかもしれない」といった視点で見てみると、真相に近づける可能性があります。(ポイント3)3人のつながりは「過去の事件」第3の事件は、フミちゃんから金田一くんへかかってきた電話によって知らされました。場所は、小説の中で最後に登場する街、神奈川県の綾瀬です。しかし、その廃屋に置かれていたのはただのマネキンでした。さらに、オソカワミステリ大賞受賞作が掲載されている雑誌のうち、第3の事件に相当する部分以降が破り捨てられていたのです。不審に思う金田一くんやアガサ、そして神奈川から戻って合流してきたフミちゃん。ところが、3人の思いに反して、第3の事件は廃屋ではなく「別の場所」で発生していました。一見すると、その現場にいた「ある人物」が、他の2つの事件も実行したと告白しているように見えます。しかし、金田一くんはそこに「不信感」のようなものを抱いていたのです。真壁刑事の調べによると、綾瀬の事件の被害者3人は、10代の頃に「ある事件」に関わっていた過去が判明しました。その内容はあまりにも酷いものなので、詳細を知りたい方は『金田一37歳の事件簿』の綾瀬の事件を直接読んでみてください。この描写のあたりには、かなりリアリティのある部分があり、「剣持警部の●人」の動機に関わる出来事とも似た印象を受けてしまいます。さらに、複数の事件の共通点から探ってみると、今回の綾瀬の事件は別の「あの事件」とも重なる部分が多いように感じています。そのお話は、また別の機会にご紹介したいと思います。ここで、綾瀬の事件全体のポイントを1つご紹介します。終盤での見どころは主に2つあると考えています。1つ目は、第3の事件後に金田一くんや真壁刑事が中心となり、カラオケルームを会場に開かれた「オソカワミステリ推理会議」で、事件当時の状況を共有し合う場面です。そして2つ目は、金田一くんと犯人との「ある状況」での駆け引きです。特に後者については、金田一くんも犯人も「こうかな…?それとも、こうかな…?」といった心理描写が印象的です。ただし、それは過去の事件のように最終盤で「犯人はあなただ!」と判明する形式でもなく、序盤から犯人が分かっている形式でもありません。綾瀬の事件では、金田一くんが謎をすべて解く前に、犯人の名前が明かされます。そして、その後の金田一くんと「正体が明かされた犯人」とのやりとりこそが、まさに綾瀬の事件の大きな見どころなのです。それもそのはず、犯人はあの高遠が「トリックスター」として期待するほどの人物でした。そして高遠から与えられた名は、オリンポス12神のひとり「計略の神」ヘルメスです。さらに綾瀬の事件のラストで明らかになるのは、ある飲食店のマスターに預けられていたスマートフォンの中身のメモです。そこには「十二神ヘルメスの告白」というタイトルで記された内容が残されていました。ただし、その内容は、後の描写から考えると、フミちゃんはまだ金田一くんに明かしていないはずです。少なくとも、次の二十面相の事件が終了する頃までは。だとすれば、そのメモの内容が明かされた時には、新たな真相やこれまでに見えていなかった謎が浮かび上がってくるのかもしれません。【4】事件のキーパーソン当チャンネルにて「綾瀬連続殺人事件」のキーパーソンをひとり挙げるとしたら…、「冬樹アガサ」オソカワミステリ大賞で、大賞に次ぐ「入選」を受賞したのが冬樹アガサです。金田一くんも感心するほどの「お嬢様キャラ」で、彼女は「中智大学(ちゅうちだいがく)」の大学生だということが明かされています。この事件だけを見ても、アガサの存在感やインパクトはかなり強いものがありました。そして「金田一37歳の事件簿」におけるヒロイン的ポジションとも言える葉山まりんちゃんとは、性格的に相容れない印象です。まりんちゃんとアガサの関係は、金田一少年の事件簿における美雪ちゃんと玲香ちゃんの関係を少し思わせる部分もありますが、性格的な面ではあまり似ていません。ですので、まりんちゃんとアガサの関係は「コレはコレで楽しみ」といった独自の面白さがあります。さらに、金田一くんが勤務する「音羽ブラックPR社」の井上常務とのつながりから見ても、アガサ自身の再登場や、その周辺人物が新たに登場する可能性にも期待してしまいます。また、アガサに関しては、その独特なキャラクターだけでなく、「もしかして犯人なのでは…?」と思わせるような怪しさを感じさせる描写も見られました。例えば、第1の事件の現場にフミちゃんや小美野よりも早く訪れて探り回っていたり、別の場面では、ある車をスマホで撮影していたりしています。アガサのこれらの行動には、果たしてどんな意味があるのでしょうか…。【5】視聴者さんのコメント【6】小ネタ(感想/残った謎/今後に繋がりそうな話)フミちゃんの佳作受賞作「緋之川伝説(ひのかわでんせつ)」が、もし金田一くんが過去に謎を解いた事件のアレンジだとするなら、それは一体どの事件をベースにしているのでしょうか??フミちゃんの作品を読んだ高遠は、「確か、過去に金田一くんが関わった事件に似ているのでは?」といった程度の反応を見せていました。このリアクションからすると、「緋之川伝説」の元になった事件は高遠が直接関与した事件ではないのかもしれません。もし高遠自身が金田一くんと顔を合わせた事件であれば、「確か」という曖昧な言い方はしないはずだからです。また、綾瀬の事件の中では、フミちゃんと真壁刑事が久しぶりに再会するシーンも描かれていました。そこでフミちゃんは真壁刑事のことを「高校の文化祭でちらっとお会いした……」 (金田一37歳の事件簿「綾瀬連続●人事件」より)と言っていました。見落としていたら恐縮ですが、フミちゃんと真壁が出会った「文化祭」とは、いつの話なのでしょうか??過去に描かれた「不動高校学園祭●人事件」では、フミちゃんと真壁が顔を合わせるシーンは見当たりません。だとすると、これは他の短編での出来事なのでしょうか??また、綾瀬の事件では、事件と事件の合間に金田一シリーズ全般に関わる描写が挟まれていたのも特徴的でした。例えば、金田一くんが真壁刑事と一緒に仕事終わりに酒を飲むシーンでは、真壁からの 「謎を解きたくないといっているのは何故?」 という趣旨の質問に対して、「速水玲香って……覚えてます?」 (金田一37歳の事件簿「綾瀬連続●人事件」より)と返していたんですよねー。このあと判明する通り、金田一くんが「もう謎を解きたくない」と言っていたきっかけは、玲香ちゃんに関する何かの出来事だったそうです。「謎を解きたくない理由」として、金田一くんが「こういう出来事があって…」といった角度からの返答ではなく、玲香ちゃんの名前が挙がるところからも、玲香ちゃんに関してよほど印象的な出来事があったのかもしれません。綾瀬の事件の中では、真壁刑事も登場していることもあってか、少しばかり「学園七不思議」の事件を思い出させる描写がありました。例えば、アガサが金田一くんの「取材」と称して現場検証や調査などに同行していた(むしろアガサのほうが金田一くんを同行させていた?)シーンの会話の流れの中で、アガサは「学園七不思議」の事件を解決したのが金田一くんだと、真壁から聞いていたことを明かしていました。高校時代よりは金田一くんは真壁に対してリスペクトを持っていたようですが、「あのワカメ!!」 (金田一37歳の事件簿「綾瀬連続●人事件」より)などと言うあたり、やっぱり腹の中では昔と変わらない思いも持っているのかも知れませんwwwそう考えると、20年間の時間の流れの中で、金田一くんは「オンオフの切り替え」や「感情のコントロール」がうまくできているとも考えられそうです。学園七不思議と綾瀬の類似点といえば、事件のラストでも似たものを感じます。具体的な内容はトリックのネタバレになってしまうため、今回の動画では控えますが、キーワードだけ挙げるなら、学園七不思議でいうところの「ガム」は、綾瀬では「ひっつき虫」にあたるかもしれません。綾瀬の事件では、オソカワミステリ大賞の審査員も勤めていたミステリー作家の間宮利一(まみや・りいち)に関する描写も気になりました。「十代の悪魔」という本に関して、金田一くんと酒を交わしながら話していたシーンでは、間宮は「金田一少年の事件簿」での事件をいくつか知っているとも取れるような言い方をしていました。これを「ミステリー作家だから多少は知っているのは自然なこと」と受け取るのが良いのか、あるいは「間宮が金田一少年の事件簿での登場人物と繋がっている可能性を示す伏線のようなもの」と捉えるのが良いのかは、読み手に委ねられます。仮に間宮が金田一少年の事件簿でのキャラクターと繋がっているとしたら、金田一少年の事件簿でだいたい30代前後だったキャラクターあたりが怪しいかもしれません。さて、綾瀬の事件では、大人になったフミちゃんにも少し触れておきたいと思います。どういう意味かと言いますと、「金田一くんがもう謎を解きたくないという理由を知る人物として」という意味です。というのも、フミちゃんは綾瀬の事件の中で、とある「不本意な状況」において謎解きに関与することになったからです。そこでフミちゃんが発したセリフが、「あんたのセリフじゃないけどさ… こんな謎…!解きたくなかったよ!」 (金田一37歳の事件簿「綾瀬連続●人事件」より)このセリフが非常に気になるのです!一般的に「あんたのセリフじゃないけどさ…」という言葉を切り取ってみた場合、その意味としては、「あなたのセリフと同じ言い方をしながら少し違うニュアンスで言うけれど…」という意味だったり、あるいは「あなたはこういう言い方はしなかったけれど…」という意味にも取れる場合があります。仮にこれが前者の「あなたのセリフと同じ言い方をしながら少し違うニュアンスで言うけれど…」の意味で、フミちゃんが金田一くんに言っていたのだとしたらどうでしょうか。それは、金田一くんが過去に、もっと言うなら「もう謎を解きたくないと思うようになった、玲香ちゃんに関する出来事」において、「こんな謎解きたくなかった…」という、落胆のような思いを伴った心情の描写があったのかもしれません。